PM1401K-3M, PM1401K-3 取扱説明書

α・β・γ+中性子線対応、核種識別マルチサーベイメーター

探索モードの使い方

探索モードは、高線量の場所(ホットスポット)を探すための機能です。

アラームが強くなったら、再度、環境中の放射線量を調べて、さらに強い場所を、アラームや振動を頼りに探索することができます。 これらの探索を繰り返すことで、ピンポイントで放射線源を特定することができます。

γ線を出している放射線源に近づく程アラームは速く鳴ります。

放射線源を特定するため、測定物との距離を10cm以内にして、10cm/秒の速さで測定物に沿ってゆっくりと測定器を動かしてください。



放射線による汚染を調査する

PM1401K-3(中性子線測定器)で測定する場合、中性子放射線源はカウント率は上昇しますがアラームの音が鳴る間隔は変化しません。

探索モードでは、アラームが最大となる場所を探していきましょう。

測定器の電源を入れると、今の環境中の放射線量を最初に測定し、その値を記憶します。この手続きを「校正」と言います。

そのまま、いろいろな場所に移動したり、いろいろな物に測定器を近づけてみます。環境中の放射線量より、明らかに高い場所が見つかると、アラームが激しくなります。

アラームが最大となったら、再度、校正を行い、その場所の放射線量を測定器に記憶させます。さらに今の場所よりも、高い放射線源に近づいた時だけ、アラームが鳴るようになります。これらの手順を繰り返していくことで、よりホットスポット(放射線源)を探索していくことができます。

環境中の全体が、均一に汚染されているような状況では、アラームは作動しません。探索機能は、一部だけ強く汚染されているような場所を探索するためのモードです。

探索モードの使い方