食品の放射線測定器

10 Bq/kgからの食品放射線レベルを測定

背景放射線の測定

測定器を初めて使う場合には、測定器が置いてある環境の放射線の強さを測定しておく必要があります。 また測定器本体を、違う部屋や、違う場所に移動したときにも、背景放射線の再測定が必要になります。

上部のメニュー基準で、日本・飲料水10 Bq/kgを選択します。
続いて、機能メニューから背景放射線の測定を選択します。

食品測定・背景放射線の測定

上部のメニュー基準には、10, 50, 100 Bq/kg の設定がありますが、 一番、基準の厳しい 10 Bq/kg を選んでおけば、食品、飲料水、焼却灰などの最も広い範囲の測定に利用することができます。 もっとも精度高く測定できるのが、10 Bq/kg の設定になりますので、最初は、これを選んでください。

背景放射線の測定は、選択した基準によって、測定時間が異なります。

基準名判定スクリーニングの下限値背景放射線の測定時間達成できる測定下限値
日本:飲料水10 Bq/kg10時間4 Bq/kg
日本:牛乳/乳幼児50 Bq/kg30分12.5 Bq/kg
日本:食料品100 Bq/kg30分25 Bq/kg

背景放射線の測定は、測定器を利用する前に、最初の1回だけ行えばよい作業です。 測定器は、背景放射線の測定を記憶していますので、何度も行う必要はありません。 最初の1回だけ、10時間かけて測定を行ってください。

また、どうしても測定時間を早くしたい場合には、50, 100 Bq/kgの設定を選ぶこともできます。

鉛容器 放射線測定

測定器の準備

鉛容器の中に、測定器本体、空のマリネリ容器を入れて、フタを閉じます。

鉛容器を使わずに測定する、あるいは、フタを閉じない状態で測定を行うと、高い精度での測定は、できなくなります。

必ず、フタを閉じて、測定してください。