PM1401K-3M, PM1401K-3 取扱説明書

α・β・γ+中性子線対応、核種識別マルチサーベイメーター

設定

測定器本体の様々な設定ができます。

核種識別PM1401K-3M

探索モードから左ボタンでメニューを選択します。

スペクトル解析PM1401K-3M
核種同定PM1401K3M

下ボタンで [設定] の項目を選択し、右ボタン [OK] で決定します。

スペクトル解析PM1401K-3M
核種同定PM1401K3M

上下ボタンで設定したい項目を選択し、右ボタン [選択] で決定します。

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各設定画面について。

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測定器の情報です。利用者名はパソコンソフトから入力できます。自分の名前や所属を入力できます。

故障や不具合の場合に、こちらの番号をサポートまでご連絡ください。

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中性子線対応機種の場合 (PM1401K-3)

核種同定PM1401K3M

測定器は、一定時間ごとに放射線量のデータを保存メモリに蓄積しています。画面中央のバーは履歴記録メモリの残量を表しています。

履歴設定では、データの自動保存の時間間隔を変更できます(1-999分)。

履歴消去にチェックを入れて[ OK ]を押すと、履歴が消去されます。

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線量が高くなると、音・振動・光アラームでお知らせします。

アラームの ON/OFF を設定できます。右ボタンでアラームの種類を選び、上下ボタンで ON/OFF を切り替えます。 [ OK ] を押すと設定が保存されます。

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液晶画面の明るさを上下ボタンで設定できます。

バックライト点灯時間は、最後にボタンを押してから液晶画面が消えるまでの時間です。

電池は電池で測定器が動いているとき、外部電源はUSB接続でパソコンから電源供給を受けている場合です。 電池、外部電源のどちらも指定秒数で液晶画面がOFFになります。この秒数を短くしておけば電池の消耗を防ぐことができます。

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[重要] 使用している電池の種類です。

電池を交換した場合には、必ず設定してください。NiMH(充電可能)を選択した場合、外部電源またはパソコン接続時に、充電池を充電することができます。そのため、入っている電池が確実に充電可能であることを確認してください。使用する電池が充電式か充電不可か不明な場合はAlkaline(充電不可)を選択してください。 右ボタン[ 選択 ]で電池の種類を選択し、上下ボタンでチェックを入れます。

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日付表示、測定器内部の時計設定です。時計合わせは、パソコンからも設定できます。

上下ボタン-[ 選択 ] で項目を選び [ 次へ ] で次項へ移行します。[ OK ] で設定が保存されます。

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GPS機能のON/OFF、時間の同期、タイムゾーンの設定です。

[ 選択 ] で項目を選び、上下ボタンでチェックを入れます。

GPSの稼働をチェックした場合、GPS受信信号に含まれている時間情報を使って、測定器の時計を同期させることができます。

タイムゾーンは、世界標準時GMT時間からのずれを設定します。日本国内で測定器を利用する場合には、GMT+9 を選択してください。

核種識別PM1401K-3M

測定における探索モードにチェックを入れると、線量率モードで、同時に探索モードが内部で稼働するようになります。

単位は、測定単位です。Sv/h を選択するとよいでしょう。

[ 選択 ] で項目を選び、上下ボタンでチェックを入れます。[ OK ] で設定が保存されます。

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核種識別に関する設定ができます。

[選択]キーで[ライブラリ]項目を選び、上下キーで使用するライブラリを選択します。ライブラリは、識別できる核種の情報です。

測定器本体に最初から登録されている核種がライブラリ毎に選択できます。

USER は、パソコンソフトウェアを使うことで、様々な核種を登録することができます。

スタート時間は、設定されたアラーム発動しきい値を超える放射線が検出された場合に、自動的に核種識別モードに移行するまでに時間です。0 にした場合には、OFF になり、自動的に核種識別モードにはなりません。

スキップ時間は、線量率モード、探索モードに切り替えた直後から、設定された時間の間、核種識別モードへの切り替えをしない時間を設定できます。0 にした場合には、自動的に分数が設定されます。

核種ライブラリについて

測定器には、核種ライブラリがあり、この中に核種のエネルギーの値が保存されています。

核種識別を実行したときには、ライブラリ内の情報を対比が行われて、エネルギー値が近いと判断された核種が、識別された核種として表示される仕組みになっています。

PM1401K3には、4タイプの組み込み済みのライブラリと、利用者が自由に追加・登録・削除できるUserライブラリの計5つの核種セットを備えた仕組みになっています。

こちらの各ライブラリに組み込まれた核種をご紹介します。

ライブラリ名 核種
full 133Ba 207Bi 139Ce 57Co 60Co 134Cs 137Cs 152Eu 67Ga 123I 131I 111In 192Ir 194Ir 40K 54Mn 22Na 237Np 103Pd 239Pu 241Pu 226Ra 75Se 113Sn 99mTc 228Th 232Th 44Ti 201Tl 233U 235U 238U 88Y 65Zn
short 133Ba 139Ce 57Co 60Co 134Cs 137Cs 152Eu 123I 131I 40K 54Mn 22Na 239Pu 241Pu 226Ra 113Sn 99mTc 232Th 44Ti 233U 235U 238U 88Y 65Zn
itrap 133Ba 57Co 60Co 137Cs 67Ga 123I 131I 111In 192Ir 194Ir 40K 237Np 103Pd 239Pu 241Pu 226Ra 75Se 99mTc 232Th 201Tl 233U 235U 238U
test 133Ba 139Ce 57Co 60Co 134Cs 137Cs 152Eu 40K 54Mn 22Na 226Ra 113Sn 228Th 232Th 44Ti 238U 88Y 65Zn
user 利用者が自由に組み込むことができます。たとえば福島での原子力災害により放出された核種を登録したい場合には、こちらのファイルを使うことで核種を選択・登録できます。