PM1405 取扱説明書
表面汚染・探索サーベイメータ、α線、β線、γ線による汚染調査
ベータ線簡易測定モード
ベータ線簡易測定モードは、通常であれば2段階で行う測定のうち、1段階 γ線だけの測定を最初に行っておいて、放射線量を測定器が記憶しておくことで、ベータ線の測定をより早く行うことができます。
アラームの低い方の設定値(しきいち1)と測定結果を比較し、汚染の程度が以下の3種類に分類されて表示されます。
クリア | 測定値がアラームの低い方の設定値(しきいち1)より低い場合に表示されます。 |
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おせんあり | 測定値がアラームの低い方の設定値(しきいち1)より高い場合に表示されます。 |
ふかくてい | 測定値がアラームの低い方の設定値(しきいち1)に近い場合に表示されます。このメッセージが表示されたときは、測定誤差が6~7%程度になるまで、測定を続けてください。 |
背景放射線の測定
ベータ線簡易測定モードで基準となる背景の放射線量を測定し、測定器に記憶させます。
ベータ線測定のメニューから、「はいけい」 を選択します。
測定器の金属フィルタは閉じ、測定器をアルファ線フィルタに入れてください。
アルファ線フィルタを付けない場合には、アルファ線+ベータ線の合計での測定値になります。これでも、測定としては、問題ありません。この場合でも、金属フィルタの開閉は図に従ってください。
液晶に、今現在記憶している背景の放射線量が表示されます。
右ボタンで「そくてい」 を選択してください。
背景の放射線量の測定が開始され、測定誤差が徐々に下がっていきます。
誤差が9%以下になったら、右ボタンで「ほぞん」 を選択します。
背景の放射線量が、測定器に保存されました。
背景放射線の測定 サブメニュー
背景放射線測定モードの画面で上ボタンを押すと、サブメニューが表示されます。
「さいそくてい」 にカーソルを合わせ、右ボタンで「せんたく」 すると、測定をリセットして、再度測定をやり直すことができます。