PM1401K-3M, PM1401K-3 取扱説明書
α・β・γ+中性子線対応、核種識別マルチサーベイメーター
ガンマ線の探索 - しきい値
探索モードは、高線量の場所(ホットスポット)を探すための機能です。
測定器のまわりの放射線量を測定して、基準として設定して、基準より一定以上の高い放射線が見つかると、自動的にアラームを鳴らします。
探索モードのしきい値設定では、係数 n (1.0~9.9)を設定して、探索アラームの鳴りやすさ(感度)を調節することができます。
係数 n 値が低いほど、わずかな放射線の変化でもアラームが鳴ります。係数 n 値を高くすると、鳴りにくくなります。初期設定値は、5.3 です。係数 n を低くすると、感度が高くなるわけですが、同時に放射線の誤検出も増えます。通常は、係数は、ガンマ線の場合n = 5.3 で、中性子線の場合 n = 4.0 で利用されるのが良いかと思います。
探索モードから上ボタンを押してサブメニューを開きます。
上下ボタンで、γしきい値を選択します。
上下ボタンで、数値を設定し、[次へ] で次の位へ移行します。入力が終わったら[OK] でしきい値が保存されます。 [戻る] を選択すると探索測定モードへ切り替わります。初期値は、5.3 です。
中性子線の探索 - しきい値
中性子線の場合、しきい値感度の初期値は、 n = 4.0 です。通常は、このまま利用されるのが良いかと思います。
探索モードから上ボタンを押してサブメニューを開きます。測定値は、カウント値、cps (1秒間あたりの放射線の補足数)です。上段にはガンマ線の測定値、下段には中性子線の測定値が表示されます。
上下ボタンで、中性子線しきい値を選択します。
上下ボタンで、数値を設定し、[次へ] で次の位へ移行します。入力が終わったら[OK] でしきい値が保存されます。 [戻る] を選択すると探索モードへ切り替わります。初期値は、4.0 です。