AT6130 取扱説明書
表面汚染密度ベータ線サーベイメーター
ガンマ線の背景放射線の測定
放射線測定器AT6130で表面汚染密度 ( Bq/cm2 ) を測定するには、3段階の手順で行われます。
第1段階では、測定を行う場所の背景放射線量(ガンマ線)の測定を行ってください。
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実際に測定する場所の近くで、おおよそ測定する向きに放射線測定器を固定するか、テーブルの上に置いて測定を行ってください
できるだけ時間をかけて測定することで、次に行うベータ線の測定時間を大幅に短縮できる効果があるため、手に持たずに長時間測定できる位置を探してください。
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次に背面のフィルタを閉じてください。これは重要です。
これでガンマ線の測定できるようになります。
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次の手順でボタンを操作してください。
![背景放射線の測定](/img/at6130/35.gif)
メニューボタンを押します。
![ガンマ線の測定](/img/at6130/36.gif)
「モード」を選択します。
![表面汚染密度](/img/at6130/37.gif)
「背景放射線」を選択します。
![ベータ線の測定](/img/at6130/38.gif)
「測定」を選択します。
![シンチレーションサーベイメーター](/img/at6130/39.gif)
現在の背景放射線値 カウント値 = cps = s‐1と偏差(%)が表示されます。
測定が開始されたら、時間をかけて、偏差(%)の値が小さくなるまで測定してください。 目安は10%以下です。
偏差(%)ができるだけ小さい値になったら、メニューボタンを押してその場所の背景放射線量を測定器に記憶させます。 [OK]の文字が表示されます。
背景放射線の測定結果を見る
場所を移動しない限りは、この作業は毎朝1回だけ行えばよい作業となります。
もし場所を移動しながら測定するのであれば、場所を移動する度に、背景放射線量(ガンマ線)の測定が必要となります。
![ベクレル](/img/at6130/40.gif)
「背景放射線」を選択します。
![放射線を測るには](/img/at6130/41.gif)
「表示」を測定します。