たろうまる@なかやま
福島の子ども 甲状腺がん疑い含め58人
原発事故の影響は否定
福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が今月12日に開かれました。
そこで、甲状腺がんと診断された子どもが26人、がんの疑いがあると診断された子どもが32人いたことが発表されました。今回検査を受けたのは、福島第一原発事故当時18歳以下だった子ども約22万6千人です。
チェルノブイリでは、原発事故から4~5年たって甲状腺がんが発生しました。そのため、複数の専門医は「被ばくから3年以内に発生する可能性は低い」と分析しています。
また、チェルノブイリの甲状腺がん患者の年齢分布が、乳幼児に多かったのに対し、今回がんや疑いありとされた58人の平均年齢は16.8歳であることなどから、検討委員会の星北斗座長は、「現時点で、甲状腺がんが原発事故の影響で明らかに増えているわけではないと理解している」としています。