放射線測定器のたろうまる
投稿: 2013/11/15
たろうまる@なかやま

最終処分場オンカロとは

世界初の高レベル放射性廃棄物処分施設

オンカロはフィンランドのオルキルオト島に存在する、高レベル放射性廃棄物の地層処分を行うための最終処分場です。原発から出る放射性のゴミを処分するための施設で、地下500メートルも深く掘られています。

オンカロは2020年までに運用を開始し、100年間にわたり埋設処分に利用され、100年後に施設が満杯になった後は、坑道を埋め戻して完全に封鎖します。

使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの半減期は2万4000年とされており、生物にとって安全なレベルまで放射能が下がるにはおよそ10万年の歳月を要するといわれています。それまでの間、10万年にわたってオンカロは地下に封鎖され続けることになります。

オンカロは地層が安定しているので、10万年もの年月を安全に保管するための場所として選ばれましたが、日本は地震国であり地層が動くため、地層処分は難しいと考えられています。