たろうまる@なかやま
DNAを放射線から守る新しい仕組み
放射線の影響や、がん治療への応用につながる可能性
クロマチンの凝集は放射線からDNAを守るための仕組みということを阪大などが発見しました。
1つの核に納められているDNAの総延長はおよそ2mほどですが、これを10μmの核に収納するための構造がクロマチンというものです。
通常、放射線にさらされると細胞内のDNAが切断され、遺伝子が正しく機能しなくなったり、がん化や細胞死が引き起こされたりします。今回の発見では、クロマチンが凝縮することで、生物が放射線からDNAを守る新たな仕組みを突き止めたということです。
今回の成果から、クロマチンの凝縮をゆるめることで、放射線を用いたがん治療の効率を飛躍的に高めることができると期待されています。