放射線測定器のたろうまる
投稿: 2013/11/05
たろうまる@なかやま

IAEA 年間1mSvにこだわる必要なし

除染の長期目標に見直し論

被ばく線量の許容範囲を巡って、国際原子力機関(IAEA)の専門家の発言が波紋を広げています。

福島県の除染現場視察を終えたIAEA調査団が「1ミリシーベルトにこだわる必要はない」「除染の利益と負担のバランスを考えて最適化を図るべきだ」との意見を記者会見で発言したことにより、政府・与党内では長期目標の見直しを求める声が続出しています。

IAEAの見解は、各国の放射線医学などの専門家でつくる「国際放射線防護委員会(ICRP)」の指針に沿っている。「年1~20ミリシーベルトの間で各国が独自に目標を選べば良い」というもので、日本政府に提出した除染についての助言も、日本が掲げる「1ミリシーベルト目標」を否定してるわけではありません。

菅義偉官房長官は「政府は従来の1ミリシーベルトという長期的な目標を変更する予定はない」と見直しを否定しましたが、今後の動向に注意が必要です。