放射線測定器のたろうまる
投稿: 2013/12/16
たろうまる@なかやま

原発周辺の海底 土壌汚染調査へ

海底に住む魚の汚染 解明に期待

原子力規制庁は、福島第一原発周辺の海底の土壌汚染を本格的に調べる調査を、16日から始めます。

海底の汚染については、これまで数キロから10数キロごとの部分的にしか調査しておらず、汚染の広がりについては解明されていませんでした。

今回の調査では、東京大学などの研究グループが開発した新しい測定方法で、海底の土に放射性物質がどのように分布しているのか、本格的に調査を行うということです。

福島県の沿岸の魚のほとんどは、放射性物質による汚染は無くなり、すでに試験的に漁が再開されています。しかし、海底に住む魚の一部では今も汚染が続いており、そのメカニズムは解明されていません。

調査を行う東京大学生産技術研究所のソーントン・ブレア特任准教授は「濃度が局所的に高い場所が分かれば、今後、そこをピンポイントで狙って調べ、魚への影響を知ることができると思う」と話しており、今回の海底土壌汚染調査が、魚の汚染解明にもつながることが期待されています。