探索感度係数

探索モードは、放射線の強さに応じて、アラーム音（または振動）が強く鳴るモードです。探索モードで、音が鳴り始める放射線量は、以下の式で計算が行われています。

• n は、1秒間あたりの放射線の捕捉数 = カウント数( cps 値)です。
• 5.3 という数値は、探索感度係数です。

最初に、測定器の電源を入れた時に、周りの放射線量を n として、測定器本体が記憶します。測定器を持ち歩くと、周りの放射線からのカウント数( cps 値)は、移動のたびに、常時、変わっていきます。持ち歩いている間のカウント値が、N　です。今現在の周りの放射線量 N が、この式より大きくなると、アラームが鳴り始めるようになっています。

探索感度係数 5.3 は、測定器の設定の Threshold タブから変更できます。値を小さくすると、アラームが鳴りやすくなります。値を大きくすると、鳴りにくくなります。

5.3 は、明らかに汚染源と思われる放射線源を探索するのに、ちょうどよい値になっていますので、通常は変更は不要になっています。