AT2533 取扱説明書

超高線量・ガンマ線線量計

X線・ガンマ線の線量率の測定

測定値表示ユニットPU33には、GM菅検出器、そしてBDKG-33外部検出器 には、GM菅検出器と半導体検出器の2つが搭載されています。 外部検出器を使う場合には、内臓の2つの検出器は線量率に応じて自動的に切り替えが行われます。

GM検出器(低い線量) → PV検出器(高い線量) に切り替わる場合 150mSv/h で GM検出器を基準として切り替える。
PV検出器(高い線量)→ GM検出器(低い線量) に切り替わる場合 複数の選択肢を順番に移動する時は短く押します。 100mSv/h で PV検出器を基準として切り替える。
高線量に対応した半導体検出器が動作し始めると、半導体マークの方に▲マークが表示されるようになります。 さらに線量率が上がり20Sv/hを超えるようになるとこの▲マークは、毎秒点滅するようになります。 20Sv/hを超える線量率になると毎秒数回、線量率の測定値は更新されます。
X線・ガンマ線の線量率の測定画面

平均化

外部検出器内のGM菅、表示端末内のGM菅検出器が使われている場合には、線量率の測定結果は、移動平均が使われています。 測定時間が長くなるほど偏差(%)の値が小さくなります。偏差(%)は、▲マークで表示されます。
偏差の表示画面
矢印は、5,15,25%の3か所に点灯します。 15%の部分に点灯している場合には、表示されている線量率 0.07 μSv/h ±15%の範囲に 95%の測定結果が収まっていることを示しています。 ▲マークが表示されていない場合には、偏差が±25%以上あることを示しています。 しばらく時間を置くことで偏差は下がってきます。
外部検出器のうち、高線量に対応した半導体検出器が使われている場合には、移動平均は行われずに測定結果だけが画面に表示されます。 半導体検出器が使われている場合には、偏差(%)の▲マークは表示されません。 毎秒数回、線量率の測定値は更新されます。